日本ハム糸井、突然のトレードの疑問

こんにちは。岡村憲之です。今日は、日本ハム糸井の突然のトレードについて
お話します。

日本ハムの糸井が、オリックスと2対3の交換比率で、突然トレードされました。
糸井といえば、2004年に投手として日本ハム入りした後、2006年に野手に
転向してから頭角を現した選手です。

2009年からは、4年連続で打率3割を達成し、ゴールデングラブ賞を獲得して
います。さらに、WBCでも中心選手として活躍する主軸の選手です。日本ハム
では、トップクラスの人気選手でもあります。

トレードの理由は、中長期で戦力バランスを取るためと公表していますが、実際は
それだけではないようです。糸井は、昨年12月、主力選手でただ一人、契約更改
をしておらず、2回目からは代理人交渉に切り替えています。そして、今オフには、
ポスティングシステムを利用した大リーグ移籍の意向を示していたとのことです。

ひとことで言えば、球団にとって面倒な選手を放出したということでしょうか。
さらに、大型新人の大谷に外野手のポジションを無理やり用意するためだったと
いう理由もあるようです。

入札制度には、球団の同意が必要なため、移籍したばかりの糸井がポスティング
で大リーガーに移籍するのは難しくなりそうです。海外FA権を獲得する条件を
満たすには、2017年を待たなければならず、本当に気の毒です。

糸井は、「この世界では当たり前のことと捉えている」と、淡々と語っています。
実力のある人材を、従順ではないという理由で、切り捨てるような人事には反発を
感じます。

野球球団も企業ですから、このトレードも、日本ハムが実力、人気を高めるための
マーケティング戦略の一環として考えられます。中長期的な結果がどのようになる
かは分かりませんが、組織は人で構成されるのですから、人の心を大切にしない
企業からは、顧客が離れてしまうのではないかと思えてなりません。